ワイヤーで気球やドレスを生み出すアーティスト、小林千鶴さん。
イタリアのボローニャ郊外にある森の家で、イタリア人の夫と3人の娘さんと暮らしています。
その夫と出会ったのが渡伊した初日のバールだったというから、驚きますよね。
・小林千鶴さんの夫がどこの国の人で、どこで出会ったのか
・夫の名前や職業がどこまで公表されているのか
・森の家での夫婦の暮らしぶりと、3人の娘たちのこと
小林千鶴のワイヤーを支える夫はイタリア人
ワイヤーで気球やドレス、野菜やキノコまで作ってしまう小林千鶴さん。
その創作の舞台になっている「森の家」で、いちばん近くにいるのがイタリア人の夫です。
ここでは、夫がどんな人で、2人がどこで出会って、いまどんな暮らしをしているのかを順番に見ていきますね。
夫はボローニャで出会ったイタリア人
まず結論からいきます。
小林千鶴さんの夫はイタリア人で、2人はイタリア北部の街ボローニャで出会っています。
小林さんは造形アーティストとして武蔵野美術大学で金属工芸を学んだあと、2008年にイタリアへ渡りました。
このときの渡伊が、そのまま夫との出会いにつながっていきます。
もともとは「1年間だけ海外に行かせてほしい」と両親を説得しての出発だったそうです。
30歳を前にして、何か作りたい気持ちが抑えられなくなった、というのが本人の言葉として残っています。
つまり、結婚を目的にイタリアへ行ったわけではないんですよね。
制作のために飛び込んだ土地で、たまたま人生のパートナーに出会ってしまった。
……なんか、いいですよね、こういう順番。
現地ではまず学生ビザを取り、デザイナーのもとで研修を受けるところから生活を始めています。
生活の拠点はボローニャ。
ボローニャは食の街としても知られる北イタリアの都市で、その旧市街に長く住んできました。
そして2014年からは、ボローニャ郊外の丘の上にある「森の家」での暮らしもスタートさせています。
NHKの番組でも「イタリア人の夫と3人の娘たちと暮らしている」と紹介されていて、夫がイタリア人であることは複数のメディアで一致している情報です。
ここは噂レベルの話ではなく、公式サイトの番組紹介にもはっきり書かれている部分ですね。
馴れ初めは渡伊初日に入ったバール
ここ、いちばん気になるところですよね。
2人の馴れ初めは、かなり劇的です。
小林千鶴さんがボローニャに行った初日、バールでアペリティフを飲んでいるときに、いまの夫と出会っています。
到着したその日に運命の相手と会っているわけです。
え、そうだったの、って感じですよね。
バールというのは、イタリアでいうところの喫茶店と居酒屋を足したような場所です。
朝はエスプレッソ、夕方はアペリティフと、地元の人が一日に何度も立ち寄る生活のインフラみたいな空間なんですよ。
その日常の場所で、いきなり将来の夫と鉢合わせしている。
しかも、心を動かされたのは夫のほうが先だったようです。
夫は「会った瞬間にこの子と家庭を築きたい」と思ったと語られています。
出会った瞬間に交際を、ではなく、いきなり「家庭を築きたい」なんですよね。
かなり本気度の高い一目惚れです。
個人的にすごく好きなんですよね、このエピソード。
異国に来たばかりで、言葉も生活もこれから、という状態の女性を見て、その先の何十年まで想像してしまったということですから。
そしてその通りに、2人はいまも夫婦として3人の娘を育てています。
言葉だけで終わらなかったところが、このエピソードのいちばん強いところかなと思います。
夫の名前や職業は公表されていない
ここは正直にお伝えしますね。
小林千鶴さんの夫について、名前・職業・年齢はいずれも公表されていません。
雑誌のインタビューでもテレビ番組でも、夫は「イタリア人の夫」という形でしか登場していないんです。
顔写真つきのプロフィールが出ているわけでもありませんし、職業を示す肩書も見当たりません。
これは情報が隠されているというより、そもそも夫が表に出る立場の人ではない、と考えるのが自然だと思います。
小林さん本人はワイヤーアーティストとして取材を受ける立場ですが、夫はその取材対象ではありません。
イタリアでは家族のプライバシーに関する感覚が日本より強い場面もあるので、公表しないという選択自体はめずらしくないですね。
では、まったく何も分からないのかというと、そんなことはありません。
インタビューやテレビ番組の中で語られた「夫がしたこと」から、人物像はけっこう見えてきます。
| 項目 | 分かっていること |
|---|---|
| 国籍 | イタリア人 |
| 名前 | 公表されていない |
| 職業 | 公表されていない |
| 年齢 | 公表されていない |
| 出会い | ボローニャのバール(小林さんの渡伊初日) |
| 出会った時の気持ち | 「会った瞬間にこの子と家庭を築きたい」と思った |
| 家族 | 小林千鶴さんとの間に3人の娘 |
| 分かっている行動 | 妻の誕生日にロバとヤギを贈っている |
名前や職業が出てこない代わりに、贈り物や暮らしぶりのほうから性格がにじんでいる。
こういう見え方をする配偶者って、けっこう珍しいと思います。
誕生日に贈られたのはロバとヤギ
これは知ったとき、思わず二度読みしました。
森の家で飼っているロバとヤギは、どちらも夫から小林千鶴さんへの誕生日プレゼントです。
……ロバです。
アクセサリーでも花束でもなく、生き物、それもロバとヤギ。
これ、なかなかできることじゃないですよね。
生き物を贈るというのは、その後の世話も含めて相手の生活が変わるということです。
森の家という広い環境があるからこそ成立する贈り物でもあります。
つまり夫は、「妻がどんな暮らしをしたい人か」をかなり正確に分かっている、ということかなと思います。
小林さんの作品には、野菜やキノコといった自然のモチーフがたくさん登場します。
その源になっているのが森の家での暮らしですから、ロバとヤギは単なるペットではなく、創作の環境そのものを一緒に作っている存在とも言えますね。
森の家では、ロバとヤギのほかにニワトリも飼っています。
春にはミツバチとも共存しているそうで、動物との距離がとにかく近い。
野菜やハーブも育てていて、生活の多くを自分たちの手でまかなっている暮らしです。
読んでいてこちらまで温かくなりました。
森の家で営む夫婦の暮らし
ここからは、2人がどんな場所で暮らしているのかを見ていきますね。
小林千鶴さん夫婦の生活拠点は、ボローニャ旧市街と、2014年から使い始めた郊外の「森の家」の2つです。
森の家は、ボローニャ郊外の丘の上にあります。
そこにあった古い家を、再生させて住めるようにしたものです。
暮らしの中身は、日本の都市生活からするとかなり別世界です。
野菜とハーブを育て、ニワトリを飼い、春はミツバチと共存する。
秋になれば森にポルチーニ茸やカラカサ茸が生え、ワイルドプラムが実ります。
かごを持って草を摘みに出かけることもあるそうで、摘み草料理が食卓に並ぶ暮らしなんですね。
そして、この暮らしがそのまま作品になります。
皿の上の野菜やキノコをモチーフにしたワイヤー作品は、この森の家の食卓から生まれているわけです。
NHKの番組紹介でも「そんな暮らしが創作活動の源」と書かれていて、生活と創作が完全に地続きになっているのが分かります。
制作のリズムも独特です。
小林さんは子どもたちと一緒に早めに寝て、忙しい時期は夜中の2時か3時に起きて、そこからずっと制作することがあるそうです。
家族の時間を削らずに制作時間を確保する、という形ですね。
ドレスなどのオーダーメイド作品は、だいたい1週間ほどで仕上げるとのことです。
森の家の広さと敷地のスケール
森の家のスケール感も、日本の感覚だとちょっと想像しづらいレベルです。
インタビューでは、家が1000平方メートル、森は7ヘクタールくらいと語られています。
7ヘクタールというと、東京ドーム1.5個ぶんほどの面積にあたります。
また、この家についてはボローニャ旧市街から30キロほど離れた郊外の丘の上にある、築200年の石造りの家という紹介もされています。
こちらは1つの媒体でのみ確認できた情報なので、参考として押さえておく程度がよさそうですね。
いずれにしても、ロバとヤギを誕生日に贈れてしまう理由がよく分かる広さです。
3人の娘と育まれた家族の形
夫婦のあいだには子どもがいます。
小林千鶴さんとイタリア人の夫のあいだには、3人の娘がいます。
三姉妹ですね。
娘さんたちの名前や年齢は公表されていませんが、成長の様子はテレビ番組の中で少しだけ語られています。
NHKの番組紹介によれば、長女が思春期を迎え、次女に自我が芽生え始めているという時期にあたるそうです。
番組はまさにこの、娘たちが変わっていく時間を追いかけた内容になっています。
森に囲まれた家で、動物と畑がある生活の中で子どもが育つ。
そのぶん、思春期の距離の取り方も日本の家庭とは違って見えるのかもしれません。
3か月あるイタリアの夏休みには、娘たちが地元のナイトマーケットに出す手作りのオーナメントを制作する場面もあったそうです。
母親がワイヤーで作品を作り、娘たちも自分の手で何かを作って売りに出す。
……なんか、じんわりしますよね。
「豊かな自然の中で育まれる家族の形」というのが、番組の紹介文で使われている表現です。
夫の名前も職業も表には出てきませんが、この家族の形そのものが、夫婦2人で作ってきたものだと考えていいと思います。
小林千鶴のワイヤーと夫を調べる人向けの関連情報
ここからは、夫のこと以外で検索されることが多いテーマをまとめていきます。
プロフィールや年齢、子どもたちのこと、作品の購入方法やテレビ出演まで、気になるところを一気に見ていきましょう。
プロフィールは武蔵野美術大学で金属工芸を専攻
まず経歴の部分を整理しておきますね。
小林千鶴さんは武蔵野美術大学で金属工芸を専攻した、造形アーティストです。
ワイヤーという素材を選んでいる背景に、この金属工芸の専攻がある、というのは納得のいく流れかなと思います。
大学卒業後は、いきなりアーティストとして独立したわけではありません。
コール ハーンで働き、その後PR会社に勤務していた時期があります。
PR会社では、フランスの著名シェフであるピエール・ガニェールの日本での立ち上げを担当していたそうです。
かなり華やかなキャリアですよね。
その仕事を続けたまま、という道もあったはずですが、30歳を前に「何か作りたい」という気持ちが戻ってきます。
そして1年間の海外行きを両親に願い出て、2008年にイタリアへ渡りました。
結果としてその1年が、そのままイタリアでの人生になったわけです。
| 経歴 | 内容 |
|---|---|
| 学歴 | 武蔵野美術大学で金属工芸を専攻 |
| 卒業後 | コール ハーン勤務 |
| その後 | PR会社勤務(ピエール・ガニェールの日本立ち上げを担当) |
| 2008年 | イタリアへ渡り、学生ビザでデザイナーのもとで研修 |
| 2014年 | ボローニャ郊外の「森の家」での暮らしを開始 |
現在はイタリア各地のレストランやホテル、ブティック、個人宅からオーダーメイドで制作を請け負っています。
舞台装飾や、ミラノサローネでのアーティストとのコラボレーションも行っている作家さんです。
年齢や生年月日はwikiにも見当たらない
検索でよく打たれているのが、年齢とwikiですね。
小林千鶴さんの生年月日や年齢は、公表されていません。
Wikipediaにも個別のページは見当たらず、年齢を確認できる公的な情報は出てきませんでした。
インタビュー記事の中でも、生まれ年ははっきりとは語られていません。
ただ、経歴の中に年齢を推し量る手がかりはあります。
渡伊が2008年で、そのとき「30歳を前に」という表現が使われている点です。
ここから素直に読むと、渡伊の時点で20代後半だったことになります。
あくまで本人の言葉から逆算した目安であって、正確な年齢を示すものではありません。
このあたりは断定せず、参考程度に留めておくのがよさそうですね。
年齢を公表していないアーティストは決してめずらしくありませんし、作品を見るうえで必須の情報でもないですから。
長女が思春期を迎えた三姉妹の子供たち
子どもについても検索が多いテーマなので、あらためて整理しておきます。
小林千鶴さんの子供は3人で、全員が女の子の三姉妹です。
名前も年齢も、いずれも公表されていません。
顔出しをしているわけでもなく、個人が特定できる形の情報は出てきませんでした。
分かっているのは、テレビ番組の中で語られた成長の段階だけです。
長女は思春期、次女は自我が芽生え始めた時期と紹介されています。
三女については具体的な言及が見当たりませんでした。
森の家では、娘たちも生活の担い手です。
ニワトリの世話や畑、摘み草といった日々の作業がある家ですから、子どもも手を動かす場面が多いはずです。
夏休みには手作りのオーナメントを作って地元のナイトマーケットに出す、という話も出ています。
母親が作家として作品を作る姿を、いちばん近くで見ながら育っているわけですね。
ワイヤーアートを始めたのは13歳のとき
ここも知っておくと作品の見え方が変わる部分です。
小林千鶴さんがワイヤーで作り始めたのは、13歳のときでした。
大学で金属工芸を選ぶより、ずっと前の話です。
きっかけは、父親の転勤でアメリカのカリフォルニアに住んでいた時期にあります。
旅行で訪れたニューヨークのホイットニー美術館で、アレクサンダー・カルダーの作品に出合ったことが出発点でした。
カルダーはモビールの発明者として知られるアメリカの彫刻家で、針金を使ったサーカスの作品が有名です。
小林さんが心を動かされたのも、そのサーカスをテーマにした作品でした。
そして感動した勢いのまま、旅行中にペンチとワイヤーを買って作り始めてしまったそうです。
13歳で、その場で道具を買って始める。
これには正直、驚きました。
いまの小林さんの作品は「空間に絵を描くように」と表現されることがありますが、その原点が13歳の美術館体験にあるわけですね。
宙に浮かんだ気球やドレス、皿の上の野菜やキノコ。
どれも線だけで立体を成立させる作り方で、カルダーから受け取ったものがそのまま生きている作風だと思います。
作品の販売や購入はオーダーメイドが中心
販売や購入、価格で検索している方も多いテーマですね。
小林千鶴さんの作品は、イタリア各地のレストラン・ホテル・ブティック・個人宅へのオーダーメイド制作が中心です。
店頭に既製品が並んでいて誰でも買える、という売り方ではありません。
ドレスなどのオーダーメイド作品は、制作にだいたい1週間ほどかかるとのことです。
ワイヤーを一本ずつ形にしていく作業ですから、量産できるものではないんですよね。
そのほか、舞台装飾やミラノサローネでのコラボレーションといった仕事もあります。
価格については、公表されている定価のようなものは確認できませんでした。
サイズも用途も1点ごとに違うオーダー中心の作家さんなので、価格が一律で出ていないのは自然なところかなと思います。
日本で実物に触れられる機会としては、来日しての個展が中心になります。
代々木上原で開かれた個展「森の家のお土産」
日本での個展についても触れておきますね。
小林さんは代々木上原のTERRANOVA HOUSEで、個展「Souvenier del Calanco 森の家のお土産」を開催しています。
タイトルの通り、家族と暮らすイタリアの森で作られた作品が中心のラインナップでした。
2019年に続く2回目の個展で、40点以上のワイヤー作品が来日しています。
森の家の暮らしから生まれた作品を、そのまま東京で見られる機会だったわけですね。
作品を実際に手に取りたい場合は、こうした個展や展示の告知を追いかけるのが現実的な方法になりそうです。
NHKチャオ!森の家のおくりものに出演
小林千鶴さんの名前が広く知られるきっかけになったのが、このテレビ番組です。
NHKのドキュメンタリー「チャオ!森の家のおくりもの」で、小林千鶴さんと森の家での暮らしが取り上げられました。
イタリア人の夫と3人の娘たちとの生活、そして創作の様子を追った内容です。
放送のスケジュールは次の通りです。
| 放送日 | 放送局 | 内容 |
|---|---|---|
| 2025年10月4日(土)午後6時 | NHK BSプレミアム4K | チャオ!森の家のおくりもの |
| 2026年2月2日(月)午後10時50分 | Eテレ | 春 |
| 2026年2月9日(月)午後10時50分 | Eテレ | 夏 |
語りを担当したのは俳優の井之脇海さんです。
番組の紹介文では「豊かな自然の中で育まれる家族の形とは?」という問いかけが使われていました。
春から夏にかけて、成長していく娘たちとの関係がどう変わっていくかを追う構成になっています。
夫についても「イタリア人の夫」として登場していて、家族全体の生活が映される形ですね。
作品だけでなく、その作品が生まれる場所ごと見せてくれる番組でした。
小林千鶴のワイヤーと夫のまとめ
- 小林千鶴はイタリア・ボローニャを拠点に活動するワイヤーアーティスト
- 夫はイタリア人で、いまも夫婦として3人の娘を育てている
- 2人が出会ったのは、小林千鶴がボローニャに行った初日に入ったバール
- 夫は出会った瞬間に「この子と家庭を築きたい」と思ったと語られている
- 夫の名前・職業・年齢はいずれも公表されていない
- 森の家で飼っているロバとヤギは、どちらも夫から贈られた誕生日プレゼント
- 生活拠点はボローニャ旧市街と、2014年から使い始めた郊外の森の家の2つ
- 森の家では野菜やハーブを育て、ニワトリを飼い、春はミツバチと共存している
- 森の家は家が1000平方メートル、森は7ヘクタールほどとされる
- 学歴は武蔵野美術大学で、金属工芸を専攻している
- 卒業後はコール ハーン、PR会社を経て2008年にイタリアへ渡った
- 生年月日や年齢は公表されておらず、Wikipediaの個別ページも見当たらない
- 子供は3人で全員が女の子。長女は思春期、次女は自我が芽生え始めた時期とされる
- ワイヤーで作り始めたのは13歳。カルダーの作品に出合ったことがきっかけ
- 作品はオーダーメイドが中心で、日本では代々木上原での個展で40点以上が公開された

